遺言の種類と方式

遺言にはいくつかの種類がありますが、その方式ということで分類すると、これは二種類あると言えます。
まず一つ目が一般的な「普通方式」と呼ばれるものです。
これは自筆証書や公正証書、秘密証書といったような三つの方法が主となります。
この場合は生前の被相続者が生前に作成するものであり、現代では最も多く使用されるものです。
ではもう一つは何かと言うと、これは「特別方式」と呼ばれるものです。
これは特別な状況であり、やむをえないというような場合にのみ作成することができるものであり、ほとんどの場合は使用されることがありません。
これは民法第976~979条で規定がされており、「死亡危急者」、「船舶遭難者」、「在船者」、「伝染病隔離者」のいずれかに該当する場合にのみ使用することができます。


また通常の場合には被相続人がそれを無効とするまで使用することができますが、これら四つのいずれかに該当するために作られた特別なものに関しては「通常形式の物が作成できるようになってから6カ月」が経過すると自動的に効力が失われます。
「通常形式の物が作成できる」ということは特別な状況は既に脱していると想定することが妥当であるからです。
基本的には通常の物を使用することとなりますが、これら四種のいずれかに該当する特殊な状況になることがある場合は、万が一のために覚えておくとよいでしょう。

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